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「メガビタミン健康法」は間違いではなく勘違いだった!



えーーー!?

ノーベル賞を2つも受賞したライナス・ポーリング博士。

ライナス・ポーリング博士といえば、「ビタミンC は風邪を予防するだけでなく、がんも治す」という論文の発表。

1992年代には「メガビタミン健康法」が米国内に大ブームを巻き起こし、そのブームは世界中に広まったそうです。

(ポーリング博士は通常のサプリメント推奨量の約50倍(3000㎎)のビタミンC を推奨)


そして2005年。ビタミンCを大量に点滴で投与することにより、がん細胞が死滅するメカニズムについて、NIH(アメリカ国立衛生研究所)が発表し、この治療法は新たに脚光を浴びることになりました。

NIHから発表された論文で、ビタミンCは、強い抗酸化作用を誘導し、がん細胞を殺すこと、さらに正常細胞には何のダメージも与えないことが示されました。


以来、アメリカでは大学病院で臨床試験が開始され、実際の臨床の場では非常に多くの医師がビタミンCによるがん治療を行われているそうです。

しかし!ポーリング博士の奥様はビタミンC を摂取していたにもかかわらず、胃がんで亡くなっていたことが判明。

その上、ポーリング博士自身もビタミンEが前立腺がんに有効であると語っていたにもかかわらず、ご本人は前立腺がんで亡くなっていたのです!!!

えーーー!?

 

ポーリング博士の「メガビタミン健康法」は間違いではなく勘違いだった!


(以下ザ・フナイ 2024年7月号「本物の探求者」より一部引用)


医学博士の神津健一先生は、ライナス・ポーリング博士の「メガビタミン健康法」は必ずしも間違っているのではなく、それは細胞の機能についてたいへん重要なことが欠けていたからだとおっしゃいます。


神津先生いわく実は細胞の機能について、もっとも重要なのは細胞の「膜」。

すなわち、「細胞〝膜〟栄養療法」に気付かず、私たちの身体にとって必要不可欠な栄養さえしっかりと摂取すれば、それがバランス良く体内に吸収され、健康につながるものであると勘違いしているのだと。

このことを裏付けているのが2006年に元スタンフォード大学生物学博士のブルース・リプトンです。


仮に細胞の核が細胞の脳であり、命であるとしたならば、除核と同時に細胞は即死したはずですが、実際には2、3か月もの間、生き延びていたのです。

一方、細胞の膜を取り除いたところ、細胞は即死してしまったのです。

以上の試験でわかったことは、細胞にとってもっとも重要なものは、細胞の核そのものではなく、細胞の「膜」であるということでした。


そもそも細胞膜というのは、細胞にとって必須の栄養素や酸素、ホルモン等を細胞内に摂り込み、不要物質や有害な活性酸素などを排除したりする働きを担っています。

その働きはタンパク質によるものではなく、リン脂質によるものなのです。

ポーリング博士の主張するビタミンやミネラルをいくら大量に摂取しても、細胞の膜を構成しているリン脂質が不足していると、


必要な栄養をバランスよく摂り込めなかったり、逆に必要以上の栄養を摂り込んでしまったり、有害な活性酸素が排除できなかったり、必要な酸素を必要なだけ摂り込めなかったり、ホルモンのバランスなどの調整ができず、本来の健康が損なわれてしまいます。


したがって、もしも十分なリン脂質があらかじめ細胞膜に蓄えてあったならば、あのような不測の事態は予防できたはずです。


(引用ここまで)

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私たちは健康のために日常的にサプリメントを摂取していると思います。

しかし、せっかく良いサプリメントを摂るなら、しっかりと細胞に吸収させたいですよね!

栄養素をしっかりと吸収させ、働かせるためには細胞「膜」を強化させないといけません。


神津先生のクリニックでは、質の良いリン脂質の摂取を患者さんたちにしてもらい薬を使わなくても、健康を取り戻していく方が多いそうです。

レシチンやリポソームビタミンCのサプリメントなどを上手に利用してみてください


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