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ビタミンCは、風邪に効くのか?

  • 本物研究所 株式会社
  • 2月19日
  • 読了時間: 3分



「ビタミンCは、風邪に効くのか?」という件。


実は、長年の論争となっています。その発端は、1970年代に2度のノーベル賞を受賞したライナス・ポーリング博士の主張でした、

1970年の本「ビタミンCと風邪」ほか多数の本や論文を通じて、大量のビタミンCが放射線障害やがん、ストレスなどさまざまな問題に効くと主張したのです。

ところが、研究者たちは、繰り返し臨床試験を行って、ポーリング博士の主張を検証し、「ビタミンCの効果がない」ことを確認していったのです。その結果、「ビタミンCと風邪」についての臨床試験の報告は70年代に急増します。


そして、2013年、国際的な医療評価プロジェクトであるコクラン共同計画が、「風邪予防にビタミンCは効果なし」というレビューを報告したことでひとまず片がつきました…。めでたし、めでたし…!

風邪を根本的に治すものが出来たら「ノーベル賞もの」と言われるように、市販で売っている「風邪薬」はあくまで、熱を下げたりする、いわゆる「対症療法」でしかないことも周知のとおりです。


実は、このポーリング博士の主張を取り巻く流れには、「隠されたジジツ」があるのでした…。博士は、その研究を進めるうえで、NCI(米国立がん研究所)に研究の助成申請と科学的にも妥当性が認められる計画をだすも、7年間却下され続けました。


厳密な二重盲検法による試験・研究を断念せざるを得ない状況に追い込まれましたが、自らの力で対照試験を実施され、「米国アカデミー紀要」でがんの部位別に大腸がん・胃がん・肺がん・乳がんなど8種類の末期がん患者に対して、ビタミンC摂取群の患者の生存期間が延びたと発表されました。


しかし、その発表に関しても、医学会は二重盲検法で無かったことを理由に、これらの研究結果を受け入れなかったそうです。


しかし、2005年に、ビタミンCを大量に点滴で投与することにより、がん細胞が死滅するメカニズムについて、NIH(アメリカ国立衛生研究所)が発表し、この治療法は新たに脚光を浴びることになったのです。


NIHから発表された論文では、ビタミンCは、強い抗酸化作用を誘導し、がん細胞を殺すこと、さらに正常細胞には何のダメージも与えないことが示されました。

以来、アメリカでは大学病院で臨床試験が開始され、実際の臨床の場では非常に多くの医師がビタミンCによるがん治療を行っていることもジジツです。


結局、ビタミンCについて、多くの医学論文を精査したところ、つぎのようなことが、科学的に、十分に証明されていると理解してよいという結論に至ったそうなんです。


前半の流れとは“真逆”です、

1 ビタミンCはがんに効く

2 ビタミンCは風邪やインフルエンザ

3 ビタミンCは感染症、心筋梗塞、脳梗塞にも効く

4 ビタミンCは病気になりにくい体をつくる

5 しかも、ビタミンCは安価で副作用のない安全な食品である


前半に書いたことに対して、歩譲って、ビタミンCが風邪には効果がない…という主張を包み込んだとしても、皮膚や粘膜の維持に不可欠な栄養素なので、不足するとウイルスが体内に入りやすくなる可能性があります。


多くとったからといって、感染が防げるわけではないとしても、不足すると感染リスクを高めるということは反論者も認めていることがわかってきました。


一方で、普通にバランスの良い食事をしていれば、ビタミンCが大幅に不足するということはほとんどない…という反論もあります。ただ、いまのこの超ストレス社会…、ビタミンCが不足する危機的環境は強まるばかりです。

やっぱり、これまでの古い研究でははかり知れない新たな負の要素があることはカンタンにわかりますよね!



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