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血圧と腸内細菌の関係



最近、「高血圧」の勉強をしてます…。

なかなか面白いです。


で、今日は、「腸内細菌」のお話なんです。

腸内細菌は血圧にどう関係するのだろう…。


日常的に塩分を多くとっていると、大腸内でも塩分濃度が高くなって、そういう環境で生息できる腸内細菌が増えて、ディスバイオーシス(腸内細菌叢の乱れ)につながります。


そのまま細菌叢が定着してしまうと、いざ血圧が高くなって、あわてて塩分摂取量を減らしても、なかなか血圧が下がらないようです。腸内細菌が血圧を上げるほうに働いてしまうと考えられています。


こういった腸内細菌がいると、血圧降下剤を飲んでも効果が出にくい可能性があります。(できたら飲みたくないですよね!)


血圧が気になる人は、やっぱり早いタイミングから減塩が効果的なようですね。

いきなり塩分量を減らすのは難しければ、果物を食べるといいようです。

実際に、健康長寿者たちは果物摂取量が多いのですが、そのおかげか高血圧の人が非常に少ない…。学ぶべき点ではあると思います。


そこで、菌が作る代謝物を医療の分野で生かせないかと考える人もいるんですよね。

アマニオイルに含まれるα-リノレン酸や魚油成分のEPAがアレルギー予防にいいといわれますが、実は抗炎症効果を発揮するのは、腸内細菌によって作られる代謝物で、その腸内細菌がいない人では期待する効果が得られないようです。


α-リノレン酸やEPAは、腸内細菌によって代謝されて初めて抗炎症作用を発揮してくれます!以前は、とりすぎると炎症を引き起こす…といわれていたリノール酸も、代謝段階によっては、炎症や肥満を抑制する機能が生まれるというわけです。


そういった腸内細菌の違いが、自己免疫疾患やアトピー性皮膚炎などの発症に関わる可能性がある…という研究も進んでいるようです!


多くの疾患と腸内細菌の関係が明らかになってきています。症状を抑える治療だけでなく、病気を根本的に解決するような薬の開発が期待できるようになってきたということですね。


で、話はもとに戻りまして…、腸内環境を整えてくれる、「血栓」対策にもなる…!

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