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腸内細菌と仲良くできる新しい3つ目の戦略



もし、あなたが、毎日快腸で、免疫力もアップできて、お肌もすべすべで…という感じを維持されたいなら、「腸内細菌」ともっと仲良くされるといいと思います。

なぜなら、腸内細菌がお通じの良し悪しを左右したり、免疫に影響を与えたりすることは、あなたもすでにご存じですよね。


それだけではなく、肥満や糖尿病、高血圧、がんなどの生活習慣病のほか、認知症やうつ病にも関わっていることがわかってきたんです!さらには、太りやすさなど、体質にまで影響することも判明しているんですって!


「腸内細菌」は、ぼくたちの健康維持に欠かせない存在です。そんな腸内細菌の働きを最大化する「腸活」の戦略は3つあると言われています。


1つ目は腸活の基本。発酵食などから有用な菌(プロバイオティクス)をとること。2つ目は水溶性食物繊維やオリゴ糖など、腸内細菌が好むエサ(プレバイオティクス)をとること。

これらは腸活を心がけているあなたなら常識だと思います。


 

新しい3つ目の戦略




新しいのは3つ目の戦略。

菌が生み出す有用成分(ポストバイオティクス)に着目すること。腸内細菌はエサを食べると、それを代謝し、さまざまな成分を生み出す…。「代表的なのが、短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)。短鎖脂肪酸は、腸の中で用な菌の生育に有効な環境を作り、さらに腸の活動エネルギーにもなる成分です。


その際、ある単独の菌が短鎖脂肪酸を生み出すのではなく、複数の菌が『リレー』のように分業して、生み出すのです。そのため、このリレーをサポートする成分をとっておくことが大切。その1つが「ビタミンB1」。「ビタミンB1」の摂取が、短鎖脂肪酸の産生に必要であることがわかってきたのです。


では、各戦略の詳細です!

腸内では、菌のリレーで短鎖脂肪酸が作られる…。

ぼくたちが食べた食物繊維は、胃や小腸で分解されずに大腸まで届き、糖化菌(納豆菌も糖化菌の1つ)によって糖に分解されます。


その後、その糖を材料にして乳酸菌が乳酸を、ビフィズス菌が乳酸と酢酸を生み出します。さらにその乳酸や酢酸を別の菌が材料にして、プロピオン酸や酪酸を生み出す…。

ですから、腸活は3つの戦略が大事です。


戦略1=いい菌をとる(プロバイオティクス)

人体にとって有用な菌をとること。いい菌の代表はヨーグルトのビフィズス菌や乳酸菌、納豆菌など。納豆やヨーグルトなどの発酵食を食事に取り入れること。


戦略2=菌のエサをとる(プレバイオティクス)

腸内細菌とぼくたちは共生関係にあります。腸内細菌は、ぼくたちが食べたものをエサにして生きています。菌が好むのは食物繊維やオリゴ糖。この2つを積極的に!


戦略3=菌のリレーをサポートする(ポストバイオティクス)

腸内細菌の中にはエサを食べると、人体に有用な成分を生み出すものもいます。その有用な物質に着目して食べ方を工夫!たとえば、ビタミンB1などをとるのもその1つ。


というわけで、今回は、「腸内細菌」ともっと仲良くする方法でした。

「腸活」は3つの戦略が大事です。いい菌をとる(プロバイオティクス)菌のエサをとる(プレバイオティクス)菌のリレーをサポートする(ポストバイオティクス)3つの戦略で、今日もあなたの腸は元気です!

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