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中国の家庭には常備・風邪インフルエンザに


market of clay pots



あなたの周りでも、風邪、インフルエンザなど、けっこう流行してるんじゃないでしょうか?思い過ごしかもしれませんが、通勤途中にマスクをしている人が増えてきた気がします。


さて、今日は、予防のお話です。

板藍根(ばんらんこん)ってご存じですか?

漢方の1つなんです。


板藍根ってアブラナ科の植物ホソバタイセイの根のことで、日本でもその昔、藍染めに使う藍の原料として使われていたんですよ。

日本では菘藍(しょうらん)または大青(たいせい)と呼ばれ、藍色の染料として用いられてきた歴史があります。


藍染めは奈良時代、平安時代頃から始まり、江戸時代中期には紺屋の名称で藍染め屋が繁盛していたようです。


鮮やかな藍色…。

実は武士の鎧の下に着用する下着や、農民のもんぺなどにも藍染め技術が使われていたんだそうです。

おしゃれが必要ない?と思われるものに、なぜ、染色を施したのでしょうか…?


藍染めは

「刀傷(切り傷)から身を守る」

「虫に刺されにくい」

「毒グモや毒蛇に襲われにくい」

と考えられていたからでした。


現代では、板藍根の解毒作用・消炎作用が確認されています。

昔の方は数多くの経験から知っていたのでしょうね。

上手に自然の効用を活かしていたというわけです。


 

中国の病因で治療によく処方される「板藍根」



話を元に戻して…、その板藍根ですが、

抗菌・抗ウイルス作用や清熱解毒作用にすぐれた生薬として中国の病院では、肝炎や皮膚病などの治療によく処方されています。

また家庭の常備薬として、風邪やインフルエンザの対策によく使われています。

我が家では、普通にお茶のように朝に一杯飲むようにしています。もちろん、何杯か飲む日もあります。


のどの不調を感じたとき、人混みへ出かける前や受験シーズンに感染症の予防をしたいときなど、超オススメです。

「お茶のように飲む。」これがポイントです。

お湯を入れたら、スーーっと溶けてくれます。かき混ぜなくてもいいくらい。


あ……、まずくないですよ。

優しいお味のハーブティーって感じかな。なにかホッとするような甘さもあります。


お出かけ前に、一杯。帰ったらもうもう一杯。そして、寝る前にさらに一杯。

こんな感じでお付き合いいただくのもありです。

ぼくは、この板藍根茶を中国の大切な友人に教わりました。

彼に聞くと、中国では多くの家庭であたりまえに常備されているようです。


もう、だから定番中の定番なんですね。あなたの新しい「定番」として、中国4000年の歴史を活用されない手はないと思います。

ぜひ、この冬から寒い時期の味方としてぜひ活用してください!


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